Netflixのクッキング・ハイのシーズン1 全12回を視聴した。
大麻の使い方
クッキング・ハイには、ベジタリアン料理、ポテト料理、炭水化物料理、メキシカン料理、といろいろなテーマで料理が作られるが、どの料理も基本的に大麻はオイルに溶かして使っているようだ。
THC(テトラヒドロカンナビノール)は水に溶けないから、料理では大麻バターや大麻オイル、大麻ココナッツオイルとして使っている。番組に出演していたシェフ ディーの説明によると、ココナッツオイルの方が、バターやオリーブオイルより多くのカンビノイドを吸収するらしい。
サティバとインディカ
大麻専門家ンガイオ先生(Ngaio Bealum)の”ハーブ”の紹介を聞いていると、サティバとインディカのどちらが優勢かがポイントのようだ。
次のサイトによると、インディカは痛みの管理などに使用され、サティバはTHC含有量が高いので、ハイになるために使用されるらしい。
一方、同じサイトには、”大麻についているラベルは医療用でさえ正確でない場合があるので、なんとも言えない”といった記事もある。
ンガイオ先生の解説
番組内で紹介されたンガイオ先生の説明をピックアップしてみた。
- 大麻を料理で摂ると、喫煙と違ってTHCが肝臓で代謝されるから体の隅々まで行き渡る。効果が強すぎると感じる人もいるので、食べるより喫煙の方が簡単という人もいる。
- 大麻にはカンナビノイドが多くに含まれている。カンナビノイドはTHCとCBD(カンナビジオール)が有名。THCはハイにさせる。CBDは天然の抗炎症作用や不安を緩和させる作用などがある。CBDはハイになるすぎるのを抑制してくれるので、少しCBDを取ると、いいかんじになる。CBDはブレーキ役。
- 大麻の高CBD、低THC株は、てんかんの子供を治療にも使用されている
- 大麻の種を作るには雄株と雌株が必要。雄株の花粉が必要。シンセミアとは種をつけない雌株のこと。
11-ヒドロキシ-THC
番組中で、シェフのディーがTHCについて次のように説明していた。
食べると、TCHは肝臓で代謝されて11-ヒドロキシ-THCになる。
体重、年齢などによって、ミリグラム単位でも効き方が変わる。
食べてから30~40分経たないと、効果が完全に表れないことがある。
次の記事によると、11-ヒドロキシ-THCは、THCの5倍の毒性があるという。
感想
料理対決をするシェフが、ガチで勝負している感じがとてもよかった。勝者が手にする”金のポット”というトロフィーと大麻の絵が描かれたタスキは、どう見てもショボイ代物なのだけど、そういう問題ではないのだなと思った。また、審査員の「大麻の味がするからいい」「大麻の味がしないのでおいしい」といった、いろいろな感想が興味深かった。
毎回、料理の審査員が大麻の失敗談を話しているのを聞いて、「いい感じになるには、量が大切、多すぎると気持ち悪くなる」ということがわかった。第12回の最後で「次も見てね!」といっていたけど、次あるのかな。
知らなかったけど、司会者のジョシュ・レイヴァ(Josh Leyva)はYoutuberでチャンネル登録者数 200万人以上の有名人だった。