情報処理学会のソフトウェアジャパン2015に参加しました。
メインセッションのパネル討論のテーマは「イノベーションのデザイン:日本/世界でどのように破壊的イノベーションを起こすか?」です。ニコニコ生放送で生中継されたそうです。なかなか過激な発言もありましたが、放送での反応はどうだったのか気になります。
パネル討論のメモ
- 日本のWeb業界は東京に集中している。日本は世界の田舎(日本発のイノベーションは少ないが、日本だけが特殊なわけではない)
- 日本は対面式のビジネスにこだわりすぎている
- 一点集中しなければ世界では勝てない
- ビジネス的には偏った多様性が必要
- 論理的な思考がカギ(新しいことへの挑戦、多様性の受け入れ)
- 日本から起こるかどうかは別として、将来破壊的イノベーションが起きることは確実。破壊的イノベーションを起こす側になるか、受け入れる側になるか
会場に対して「日本から破壊的イノベーションが起こせると考えるか、または起こせないと考えるか」という問いが投げかけられましたが、会場では起こせると予想する人が多かったようです。
Web業界は東京に集中しているのか
産業分類の「情報サービス業、インターネット附随サービス業」について、事業所数、従業員数、売上の全国集計を調べました。
出典(総務省・経済産業省「平成24年経済センサス‐活動調査」
そして、これが主要都市(東京、神奈川、大阪、愛知、福岡)の全国に占める割合です。
総務省・経済産業省「平成24年経済センサス‐活動調査」 (http://www.stat.go.jp/data/e-census/2012/)を元に作成
実際に主要都市(都心部)へ集中しているのがわかります。売上では東京が全国に占める割合は57%、従業員数では東京が全国に占める割合は49%です。
リンク
一般社団法人 情報処理学会 ソフトウエアジャパン2015
メインセッション(開催済)
メインセッションプログラム-情報処理学会 ソフトウエアジャパン2015
情報処理学会ソフトウエアジャパン2015
総務省・経済産業省「平成24年経済センサス‐活動調査」
統計局ホームページ/平成24年経済センサス‐活動調査
総務省統計局、統計研究研修所の共同運営によるサイトです。国勢の基本に関する統計の企画・作成・提供、国及び地方公共団体の統計職員に専門的な研修を行っています。